護衛艦「かが」は、防衛を担う海上自衛隊の最新鋭装備です。
- 護衛艦「かが」 概要
- 護衛艦「かが」スペック
- 護衛艦「かが」の任務
- 近年の 護衛艦「かが」 の動きと 護衛艦「かが」 を取り巻く現状
- 近年の護衛艦 「かが」の動き
- 護衛艦「かが」を取り巻く現状
- 護衛艦「かが」 独自情報
- 護衛艦「かが」 まとめ
1. 護衛艦「かが」 概要
1-1. 護衛艦「かが」 スペック
護衛艦「かが」は「いずも型」2番艦として、2017年3月に就役し、正式に任務に就きました。
基準排水量19,500トンで、現在海上自衛隊が保有する最大の艦船です。
母港は広島県呉基地で、第4護衛隊群第4護衛隊に所属しています。全長248m、最大幅38mと太平洋戦争時の戦艦「大和」よりはやや短いです。
しかしながら、巨大な艦船であることに変わりはありません。
1-2. 護衛艦「かが」 の任務
主に対潜水艦哨戒が任務であり、SH-60J/K哨戒ヘリコプター7機、MCH-101輸送ヘリコプター2機の合計9機搭載しています。
ですが、有事の際には最大14機搭載可能です。
2. 近年の動きと現状
2-1. 近年の 護衛艦「かが」 の動き
しかし、近年の東アジア情勢は劇的に変化しています。
それに伴い、護衛艦「かが」は現在、軽空母としての役割を担うことを目的に、空母化改修工事が行われています。
2-2. 護衛艦「かが」 を取り巻く現状
現在、空母として運用するにあたり、アメリカのF-35B戦闘機を搭載機とする計画が進んでいます。
一般的に空母運用には、アメリカ海軍のように「空母機動部隊」を編成しての護衛が必要です。
潜水艦、護衛艦、補給艦等での部隊編成、戦闘機の飛行訓練。その上で敵潜水艦や戦闘艦の動きを365日24時間監視警戒し、哨戒任務に就く必要があります。
ですが更に、部隊としての統合訓練、航空自衛隊やアメリカ軍と連携訓練など、相当の時間をかけて実施しなければなりません。
2-3. 護衛艦「かが」 独自情報
元海上幕僚長の話を直接聞きました。
「もし日本が本気で空母を運用するならば、最低でも4つの空母機動部隊が必要。荒天の中の戦闘機の離発着訓練だけでも、長時間かけて優秀なパイロットを養成する必要がある。そう簡単なものではない」
と力説されていました。
3. まとめ
現在、日本政府は国防予算を大幅に増大させる計画で動いています。
ですが、そのためには国民負担への理解を求める必要があります。
政治家、自衛隊トップ、財界、国防専門家など関わる全ての人々が、公共放送などの場で時間をかけて、分かりやすく説明を果たすべき時が来ていると思われます。
「かが」が護衛艦から空母となって登場する事は、まさにその象徴となるのです。
*注釈:自衛隊では、「かが」は空母ではなく、護衛艦として運用することになっています。
出典:海上自衛隊HP、海上自衛隊レジェンドブック(国書刊行会刊)
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