警備艦「いかづち」進水式(昭和30年)を記念して作られた絵葉書の存在を知ってますか? このレアアイテムがコンビニプリントの写真として発売決定! それに合わせて、警備艦「いかづち」の解説をさせて頂きます。
- 警備艦「いかづち」概要
- スペック
- 兵装
- 進水・製造
- 警備艦「いかづち」が登場した時代
- 位置付け
- 時代背景
- まとめ
1. 警備艦「いかづち」
1-1. スペック
全長 87.5m
全幅 8.7m
深さ 5.45m
基準排水量 1,070トン
速力 約25ノット
1-2. 主要兵装
主要兵装 3インチ単装高角砲 2基 40m連装機銃 2基
爆雷投射機(K砲)8基 爆雷投下軌条 2基
ヘッジホッグ 1基
1-3. 進水・製造
昭和30年9月6日 進水
製造 川崎重工業
警備艦「いかづち」進水式時に作られた絵葉書には、このような表紙が付けられていました。
2. 警備艦「いかづち」が登場した時代
2-1. 位置付け
本艦は、創設時は海上警備隊の艦船と呼ばれました。
その後、警察予備隊と共に保安庁の隷下に再編成され、日本初の国産警備艇となりました。
ですが、艦種としては「DEクラスの護衛艦」と言っても過言ではありません。
当時はわずか1,070トンの艦に、160名もの隊員が乗艦していました。ちょっといまでは考えられない人数ですね。
2-2. 時代背景
進水当時は第二次世界大戦が終わり、アメリカが日本を占領した時代。新しい日本を構築するための様々な計画が実行されていました。
ところが朝鮮戦争が勃発し、アメリカは新たな戦争に力を注がざるを得ない状況に。
果たして日本の海上警備をどうするか? 様々な論議がなされました。
その結果、海に囲まれた日本の安全保障のために、当初はアメリカから中古の艦船を貸与され、運用することになったのです。
3. まとめ
警備艦「いかづち」は、就役任務期間27年を経て、1983年に退役しました。
出典:海上自衛隊レジェンドブック(国書刊行会刊)
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